Don’t say that word.

勝っても私のおかげではないし負けて責められることもない、そんな存在
疎外感とかむなしさとか、甲斐のなさとか、そんなものとっくにふっきれてる
ただ私だけ先に辞めるのがくやしいだけ
今までの日々は何だったんだろうって
こんなとこでやめられない、こんなとこで
だから

―『ガンバレとかうるせぇ』 

 

プレイヤーではなかったからだ。

全体のパフォーマンスを数パーセントでも上げるのが後衛だ。はあ。

それをちょっとずつはぎとられるような、もういいから、って押し出されていくような。

本当はそれで身軽になっていくはずだ、そのぶんどうふるまっていいか、まだわからないだけだ。久しぶりに髪を短くして、勝手がわからなくなったみたいに。


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